オートバイ業界と免許

世の中にはブームといわれるものがあります。そのほとんどは小さな渦が自然と次第に大きくなってブームに育つのですが、中には「作られたブーム」というものもあります。「作られた」という表現はなんとなく胡散臭い感じがしますが、ここでは「いい意味」での「作られた」を考えてみます。

「挑戦するものだけにチャンスは訪れる」という格言がありますが、オートバイ業界もこれまでのようにただ漠然とバイクブームが来るのを待っているだけではいつまで経ってもオートバイ人気が盛り上がることはありません。オートバイに対する意識が高まるように動くことが大切です。

その一つとして今求められているのが免許取得の緩和です。現在原付バイクは技能試験はなく学科試験に合格するだけで免許を取得することができます。それを原付二種と言われている125ccのバイクにも広げようという動きが起きています。つまり今の原付と同じように学科試験に合格するだけで125ccのバイクに乗れるようになることです。やはり簡単にできることは広がる可能性が高くなります。技能試験があるだけで敷居が高くなるのは当然ですので、この動きは業界をあげて後押しすることが大切です。人気は自然と出るものではなく、努力することも必要です。

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