自動車業界の未来

未来

日本国内で、少子高齢化が急速に進んでいるのはご存じの通りです。団塊の世代が後期高齢世代となる現在、それに対して若い世代の人口は、圧倒的に不足しています。加えて、若い世代は自動車にもあまり乗らなくなってきました。単純に考えれば、このまま自動車業界は先細りになってしまうのではないかと想像しがちです。しかしこの業界が、それをみすみす受け入れているわけではありません。

例えば、最近テレビCMなどでもおなじみになってきた自動ブレーキ制御装置があります。未来を体現する、新しい形です。安全に運転することは勿論常識ですが、それ以上のフォローを自動車自体がすることが現実になっています。現在は、ブレーキなどの安全性に対して技術力が高められていますが、これはやがて完全自動運転の時代へと繋がっていきます。自分でほとんど運転しなくてもよくなれば、どうなるのか想像してみてください。

ペーパードライバーや高齢者を始め、運転を苦手としている人たちが、もっと軽い気持ちで運転が出来るようになる可能性があるのです。つまり潜在的なドライバーは、日本国内にもまだたくさんいるということです。安全性を高め、環境に配慮し、生活の向上を求める限り、未来は決して暗くはないのです。

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